開催概要Outline of the event

GREETING開催のご挨拶

 ウィンターデンタルミーティング in 津もお陰様で今年で第5回を迎えることとなりました。これもひとえに皆様方の温かいご支援とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
 2024年も様々な出来事がありました。日本では元旦の能登半島地震をはじめ、猛暑や台風、豪雨などによる自然災害に悩まされた一方で、少子・高齢化に伴う人口減少や国力の低下が静かに進行し、世界では長期化するウクライナ戦争に、中東紛争の勃発、その他いろいろな事象が急速に変化しているのを目の当たりにした1年でした。
 その中でもひと際輝き続け、多くの日本人に勇気と感動を与えてくれた人がいました。大谷翔平選手です。大谷選手の活躍は誰もが知るところですが、リハビリ中の投手があれ程までに歴史を刻むことはこれからもないことと思います。投手としても復帰される来年がこれまた楽しみです。その大谷選手の幼少期からの教育について触れた書籍がありました。高校時代あたりからフィジカルに加えメンタル面でも指導を受け、鍛えられてきたようです。二刀流だけでなく、華々しい現在の活躍の土台には、天性と努力はさることながら、多くの方々からの教えがあったからかと思われます。
 今年の特別講演ではeisuの伊藤先生に「教育による日本再興論」と題してお話しいただき、現代の教育とその未来展望などについての知見をいただきます。また、教育講演では国立病院機構榊原病院の鬼塚先生より「精神疾患について(仮)」ご講演を賜り、日常では得ることができないことを改めて学ばせていただく貴重な機会になることと思います。  急速に様々な環境が変化していく昨今の社会においては、適応や対応を求められることから早急なノウハウの共有や即戦力が重要視され、実社会においてはSNSなどの利用による進歩と呼ばれる社会変化により、じっくりと物事を捉え、考える時間や方法が奪われているようにも感じられます。ウィンターデンタルミーティング in 津 の当初からのテーマである「すぐに役⽴たないことが、⻑く役に⽴つ」中・長期的視野が現在求められているのではないでしょうか。
 今大会より当実行委員会に藤田 剛先生にも加わっていただくこととなりました。寒さに加え、お忙しい師走かと存じますが、次の時代や世代に向けた一歩を踏み出すきっかけに足を運んでいただき、また日々の診療や生活に新たな発見と気付きがある場となることを願って、より多くの皆様方のご参加をお待ちしております。

ウィンターデンタルミーティング in 津
実行委員会委員 第5回大会長 佐藤 忠
名称
第5回 Winter Dental Meeting in Tsu
(ウィンターデンタルミーティング in 津)
会期
2024年12月15日(日) 9:50~(9:30開場)
会場
アスト津4F(会場:アストホール、展示場)
大会内容
特別講演、教育講演、一般演題、業者展示
参加費
無料
参加資格
歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科医療関係の学生・その他歯科医療従事者

PROGRAMプログラム

特別講演

「教育による日本再興論〜いま、子供たちに求められる学力とは何か?〜」

eisu COO(最高執行責任者)

伊藤 奈緒

 いま、子供たちに求められる学力とは何か? この問いに答えるには、日本の大学受験の実態がいかなるものかを考えることが、有効な導入になるでしょう。なぜなら日本の教育は、望むと望まざると、究極的には大学受験に適応できる学力の育成を目指して行われているからです。そして大学受験の実態を深掘りすることで、その背景にはどんな社会的現実があるか、またそうした現実にいかに立ち向かっていくべきかも見えてきます。
 教育とは、人間自身の価値を高めるための投資です。そして人的資源の発展は、そのまま組織・地域、延いては私たちの国全体の発展に直結します。教育は、専門家にだけ任せるものではなく、私たち全員が関心を持って取り組むべき社会全体の課題であり、いま様々な困難に打ちひしがれている私たちの国を再興するカギだと信じます。
 今回の講演を機に、ご聴講くださる皆さんと、こうした問題意識を共有できれば幸いです。

教育講演

「精神疾患について(仮)」

国立病院機構榊原病院 院長

鬼塚 俊明先生




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アストプラザ(アスト津4F)

〒514-0009 津市⽻所町 700番地
近鉄・JR「津駅」下⾞、東改札⼝を出て左へ徒歩1分

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